Silver lining

ハンググライダーのフライトログ

 
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Namibia日記 その4

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Namibia0777


日を追う毎に空気が湿ってきているようで、今日も積雲が豊富、コンバージェンスもできるかも、という予報。
後3,4日で本格的な湿った気団がやってきて、"Stormy"な条件になるらしい。

12時15分頃にテイクオフ。なかなか渋くて、しばらく皆でサーマルサーチ。13時前にようやく3200mまで上がって移動開始。
どうもサーマルのコアを把握する能力が低い気がする。他の皆は上がっているが私のいるリフトはあまり力強くないものばかり。25km地点で先にあげているPhiphiの下に入るが、ここでもうまく上げられず、皆が4000m越えしているところを私は一人2000mまで下がってしまう。高く先行する機体を見送りながら、ここはあせらず辛抱して上げ直す。60kmでようやく4800mまで上げきって少し楽な展開になった。
75km、通称テーブルマウンテンでがっつり上げて5400m、ここでPatrick と Carlos以外の機体に追いついた。
皆はこの辺でリターンしたようだ。私は98kmマークのHelmeringをとって北上開始。ややサイドアゲンストでシンクもきつくて2000mまで下がるが、運よく上げ返すことができて再び5000m。ここからリッジ沿いに行った方が速かったようだが、私はメインロード沿いのルートを選択。順調に北上するが今日もなんとなく自制が働いて18時30分で5400mまで上がったがそこで肉体の限界、ワングライドでPadに戻って終了。

今日は飛んでいて右肩の筋肉が炎症を発生した。途中から突然肩が熱い感じになって、続けていたら確実に危険と感じるレベル。右旋回をしてるときに抑える姿勢がかなりの負担になっていたのでトラックログを見てもらえばわかるけど、後半はほぼ左旋回のみ。
ファームに戻ってインドメタシンをたっぷり塗って、次の日に後遺症が残らないことを祈る。
体力的には少し余裕が出てきたが、筋肉は限界に近いようだ。

6h52min 268km 5462m (フライト時間&高度自己記録更新)

トラックログ


強い人たちは
DHV  OLC

Patrick が驚異の377km、Carlosも365km。この二人は常に速く、しかも長く飛んでいる。Carlosは8時間越え。
だいたい時速45-50km/h x 時間で飛ぶ距離が安定してるみたいで、50km/hで8時間飛べれば400km行ける計算。残念ながら、自分にはその速度も8時間飛ぶ体力と精神力も全てが不足している。単純に機体を最新のVRにすれば解決するという話ではない。現にToni (Ramauf) はこの2人にはいつも置いていかれている。
Toniを知ってる人なら分かると思うけど、彼は体格はごつくてパワーも持久力もあり、さらにGreifenburgのクラス5世界選で4位の成績を収めているワールドクラスのパイロットだけど、彼ほどのレベルでも、ここナミビアでCarlos と Patrick と同等に飛ぶのは難しそうだ。
勿論、PatrickとCarlosも世界選などで上位の成績を収めている。
私のレベルでは何をかいわんや、である。

しかし、毎日7時間8時間、しかもアウトランディングのリスクを取って、しかも日没30分後まで平然と飛び続けられる、というのはコンペとは違った能力なのかもしれない。


ところでトラックログを見ていると、GPS高度の方がバリオ高度よりも高く出る傾向がある。XContestで拾っている6023mはGPSのエラーのようだが、5462mの時にはGPS高度は5710m。果たしてどちらが正確なんだろう。

JacquesとPatrickはクラス5の世界選の常連(Jacquesは訳あってSwiftに移ったが)なので、ここでも良くイタさんの名前が出てきた。次回のナミビアに来ないか?って聞かれたけど、来年は世界選の可能性があるから難しいかもしれないけど、その後は一つ世界記録狙いでどうですか?






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Namibia日記 その3

Phiphiのブログ(Google translateで)

写真がきれい。

オフィシャル?ブログはこちら。


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全員レストデイ。
夕べは夜更かしして遅かったから、というのは言い訳で飛びっぱなしで疲れてたというのが本音。
一応朝、「今日飛びたい人いる?」
Pauli と Frank が手を挙げたが、全体的にやる気なしだらだらモード。
私は誰か飛ぶなら飛ぶか、と思ってはいたものの体はかなり疲労気味だったので休みになってむしろほっとする。

一日中プール入ったり昼寝したりネットやったりとリラックス。
夕方 Farmに手伝いに来ている Foster が Sunset ツアーをやってくれて、リッジの上までサファリドライブ。

120101 Namibia sunset


リッジの高度差は200mあるかどうかだけど、何故かランチャー台の址が!ドイツ人のThomasが10年ほど前にここから飛んだらしい。20分後には"4600mまで上がったんだ。素晴らしかった!"と昨日の事のように興奮して話してくれる。
台地からは地平線まで見渡せるが、ほぼ平坦な地形でスケール感覚が麻痺しているのでどれくらい広いのか良く分からない。たぶん100km以上は見通せていると思うが、人工的な建造物の気配は宿泊しているファーム以外には何も見えない。
きれいに地平線に沈んでゆく太陽を眺めながらビールを飲む。


砂漠の影響について。


View Burgsdorf in a larger map

私たちがフライトしているエリアと海の間にナミブ砂漠が横たわっているのだが、午後遅くになるとこの辺はその砂漠から強い熱風が吹き付けてくる。ただでさえ暑いのにさらに気温が上がるわけだが、なぜか著しく弱められる。12月30日のフライトで、後半全く上がらなくなったのも砂漠風の空域に入ってしまったため。PhiPhiは”暑すぎるため”といっていたが、おそらくはかなり上空の空気まで暖められてしまうということなのだろうと想像している。実際に実測予測のエマグラムなどを見たわけではないので、あくまで想像だけど。
ある日の予報では、雲底5000m、でも砂漠風のエリアはトップ3200mと言っていた。シミュレーションでも砂漠の影響は考慮されているようだ。
ちなみにナミビアでの予報にメインで使われていたのは XC Skiesのサイト。画面をみた感じではかなり使えそうだけど、例えば日本もカバーされてるのかどうかは不明。
ナミビアは気象が比較的単純というのもあって、雲底高度などは予測と実測はほぼ合っていた。

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予報。

20120102MeteoBurgsdorf

雲底5000m。もしかしたら積雲が出来るかも、という予報。
今日もまた南を攻めるタスク。
たまには西の方とかに出かけてみたいが、なんせ単独行動はリスクを伴うのでしようがない。

12時頃テイクオフ。なぜかどこまでもどこまでも風上に引かれてゆく。
ミシェル(タグパイロット)、何を考えてるのか!
結局3kmほど風上、対地500mちょっとでリリース。なにもない空域をPadまで戻るがまともなサーマルは見つからず、ぶっ飛び。
とりあえずぶっ飛びがお約束になってきた感あり。
30分後、今度はエドワーに引いてもらうが、また風上、Padに戻って対地250mくらいで何とかまともなサーマルヒット、そんなに強くないが30分かけて3400mでスタート。
まだ上で粘っていたThomasと一緒にメインロードへ向かう。しかしあまりぱっとしないリフトしか乗り継げず動きが遅い。4600mまで上げたThomasにもいつしか離されてしまう。43km地点でようやく4700m。この頃には皆からずいぶん遅れてしまい、スピードが上がりそうな雰囲気もなかったので70kmでUターン。その後もなんだか締りがない感じで飛んでしまい、たいした距離も飛べず終了。フライト後半の内容もほとんど記憶にない。

5h37min 184km

トラックログ

120102 Namibia


強い人たちのログ。

DHV OLC

Patrick 279km、Bruno 253km, Thomas 231km

やっぱり疲れてるのかも。

今日からPascalと Clemens 合流。また一週間サファリツアーに行っていたChristian (Voiblet)の家族も戻ってきた。


1/3

予報。

20120102MeteoBurgsdorf

5600m!!

しかし東風が強く、機体のセットアップが遅れ、当然スタートも遅れる。
トーイングがスタートしたのは13時前。
私は早めに出て3000mまで上がるが、条件が渋くてスタートするには微妙な高度、どうしようかとちょっとリフトを探りに風上にでたらどシンクにはまってしまい、しかも脱出できずまさかのランディング。
3000mまで上がってなおぶっ飛ぶとは思わなかった。茫然。
しかし今日はスタートが遅いので地上は暑い、あまり長くいては危険。
水分を補給して、ちょっと呼吸を整えて2本目にゴー。

14時30分、3000mで出発。
20km進んでようやく4000m越え、30km地点で4750m。弱い北風フォローにも乗って、出来るだけ飛ばす。75km地点で2200mまで下がるが、+4m/sで4600mまで戻したらクラウドストリートの下。南下して約100kmのHelmeringのターンポイントを折り返し、5000mまで上げてコンバージェンスとなった雲の下を出来るだけ進む。しかし70km地点辺りからコンバージェンスラインは北東方向、道無き台地の上に逃げてゆく。メインロードとの距離を測りながらも今ひとつラインの下に突っ込みきれず、高度が下がってきたらなし崩し的にメインロードに出て行くしかない。
そしてさっき書いた砂漠の風につかまり、まともなサーマルを一つも捕まえることができないまま25km地点にランディング。
かなりいいペースで飛べていたのに、もうひと上げできたらラインの下で遊べて250kmくらいいけそうだったが、残念。

3h49min 184km (奇しくも昨日と同じ距離)

トラックログ


強い人たちのログ。 OLC

PatrickとPhiphiがともに270km。

Carlos 到着。

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予報。

20120104MeteoBurgsdorf

17時に5400m。でもサーマルのスタートは遅い。空気が少し湿ってきていて積雲が結構できるかも。

今日はトーイングのサポート当番のため、テイクオフは一番最後。
タスクは南下して80km地点まで行って先に進むか折り返すか決めるということだったので、今日もとりあえず南へ出発。

グライド中のシンクがきつく、ペースが上がらない。

ところで、皆空中では無線でいろいろ言ってるのだが、ほぼドイツ語かフランス語なので、私にはまったく解読不能で役に立たない。
なので、80kmで折り返すのかどうかも分からず自己判断するしかない。
ドイツ人とフランス人の間でも通じ合ってないんだから、空中は英語に統一すれば良いのに。

さて、良くても10くらいしか出ない対地滑空比に苦労しながらも何とか60km地点に到達。
このあたりですれ違う機体が出始めたので、80kmで折り返したのだな、と判断。
私もどシンクにはまったので65kmで折り返し。しかし対地200mくらいまで下がってしまう。
下層は南が入っていたので、道沿いにフォローで10kmほど流されて、ようやくサーマルが立ち上がり4200mまで復活。

北には遥か彼方まで続くなんとも美味しそうなコンバージェンスラインが!!タスクは北北東へ行くことになってたが、ラインは北北西に延びている。皆どうするんだろうか?無線が理解できないハンディがここでも!

とりあえず道を急いで25km付近でコンバージェンスに乗る。雲底には届かないが5200m、ここから雲の下を快適なクルーズ。
でも一人だけタスクを外れるのはリスクがあるので、とりあえず一旦ラインを外れて一つ東の雲に移る。そこでポジション連絡をいれつつ、無線をやっていたPascalに皆どこにいるのか聞いたら、"コンバージェンス北上してるよ”!!
うぉっ、ラインを外れるんじゃなかった!!!
慌ててコンバージェンスに戻るために10km以上のグライド、なんとか上げ返しに成功。
時間を見ながら60km北まで行って折り返すことに決める。
61km地点で折り返し、17時26分。時間的には余裕があるはずだが、ラインが東に移動するスピードが思ったよりも早い。しかも雲が崩壊し始めた。40km地点の雲で雲底まで上げるが、それが最後、ラインは既に10kmほど東だ。
コンバージェンスの西側は、コンバージェンスに吹き込む強い西風なので、上がってもたぶん帰れない。
ブルーのエリアを南下してまだサーマルが売れ残っていることを願うが、下がれば下がるほど西風にサーマルも崩れて全く上がる気配なし。

結局16km手前メインロードに無念のランディング。

5h51min 237km

トラックログ

強い人たちのログ。

DHV
 OLC

Carlos と Patrick は本気で帰ってくるつもりでコンバージェンスを130kmほど北上したが、リターンしようとしたタイミングでラインが崩壊してしまい帰れなかった。340kmのフライト。ナミビア一本目から、Carlos すごい。なんというか、躊躇がない。
こういう人が世界記録を作るのだな、と素直に感じた。

Christianがほぼ300km、Toniと Clemens 276km。
回収が結構大変で、私とThomas は近かったのですぐ帰れたが、ToniとChristianは22時ごろ、後の3人は午前3時頃の帰還だったらしい。Patrickの降りた近くの村は、白人の身の安全が保証できないという理由で村にとどまるのを拒否されたとか。
うーん、過酷だ。

ちなみにこの日の夕食は鉄板焼で、かなり旨かった!

前にも書いた気がするが、このファームではご飯が食べられるのがかなりポイントが高い。

1/5

予報は良く、Padに行くが東風の強風が収まらず機体が組めない。
12時過ぎまで待って組めそうな雰囲気になってきたが、もう今日はいいや、ということでみんなで自主キャンセル。
やっぱり疲れがたまってるんだな。






Namibia日記 その2

写真はここ

12/28
今日も雲ひとつ無い快晴。今シーズンはまだ雨季に入っていないようだ。1月の中旬頃までには湿った気団がやってきて雨季を迎えるのは普通らしい。
天気図を見ていないので分からないが、前線が通過して冷たい気団と入れ替わったのか、昨日より涼しい。

予報。
111228BurgsdorfMeteo

昨日の風は収まり、全体に弱い。涼しいせいでサーマルトップも低く、12時で3200m、17時に4000m。海抜1400m なので対地1800mから2600m。
私は30日にならないと酸素ボンベを借りられないが、今日の予報では上がりすぎの心配はなさそう。

10時Padに出発。
昨日ハーネスがやたらきつかったのでショルダーストラップを3センチくらい緩める。
今日は真ん中くらいの順番でトーイング1発目。しかし見事にぶっ飛び。
涼しめとはいえ30度は軽く越え、水も積んでいるので地上の取り回しはかなり疲労する。

列の後ろに並んで2発目。あろうことかまたしてもぶっ飛び。2本ともサーマルのかけらにも引っかからなかった。熱中症気味でだいぶ疲れてしまったのでもうやめようかと思うが、一旦ハーネスを脱いでしばし休憩し、1時間ほど間を空けて体も多少楽になって来たので3本目に挑戦。

3度目の正直でようやくサーマルを拾えた。
もう誰もいないので一人で飛ぶ。が、どうやって飛んで良いのか良く分からない。
というのは、道が遠いため。

Burgsdorf付近の地図

どうも皆南に行ってるようだが、メインロード(C14)までは15km以上あり、万が一届かなかったりしたら遭難の危険あり。
初めてであまり予備知識もなく無理は出来ない、ということで断念。一方北はファームから道沿いにメインロードに出られて、その後もずっと道路沿いに飛んでいけそうなので、手堅く北上することにする。

2400-3600mの高度で30km先でリターン。Padに戻って3900mまで上がったのでちょっとだけ南を散策して終了。

今日の問題点
ハーネスがまだきつい。どんだけ縮んでるんだ?さらに2センチショルダーベルトを緩める。縦方向はこれである程度調整できるが、胴回り方向の縮みはどうにもならず、ジッパーが完全に閉まらない。10-15センチほど開いた状態。これは最後まで直らなかった。
無線機のバッテリーが持たない。どうもちゃんと充電されていなかったようだ。原因が判明したので明日からは大丈夫なはず。

ハーネスのせいか、既にだいぶ背中と肩が痛い。

3h12min 94km
最高はドイツ人Frankの161km。

トラックログ

他のパイロットのログ

夕方 Patrick が合流。St Andre 以来の再会を喜ぶ。Patrick と Pascal が誘ってくれたので今ここに来ている。

12/29

予報。
IMG_1132.jpg

サーマルトップは昨日より少し高く4200m。風は終日穏やか。
今日も酸素ボンベ不要で助かる。

この日は早めに出発した気がするが、テイクオフしたのは14時前。あまり記憶に無いが多分最後の方。
今日は一発で上がって3600m。まずは南を探ってみる。

ところがしらばく進んだらどシンクにはまる。
20秒平均で-4m/sは当たり前、時々-6m/sになったり。
多少向きを変えてもまったく沈下帯から抜け出せない。
引き返してPadに向かうも1900mを切り、ワングライドでアウトランか?と思ったところでようやくサーマルヒット。と思ったら上がりきらず、動いたらまたすぐに-4m/s。。。今度はだめ?と思ったところで+4m/sをヒット。ようやく帳尻の合うリフトに乗っかる。
3300mまで復活したのでもう一度南をアタック。少し西よりに攻めてみたが全く効果なく、またまた沈下帯につかまり、尻尾を巻いて退散。
この復路で4000m越え。
もう南は懲り懲りなので、昨日に続いて北を探索。
行ってみれば北の方が雰囲気は良く、下限2800m上限4200mで2時間弱で楽々40kmアウトアンドリターン。

今日の問題点
自分の無線の声が聞こえづらいらしい。ヘッドセットをちょっといじってマイクの位置を変えてみる。これで駄目ならちょっと対処のしようがないな。ここでは無線は命綱なので、ちょっと困った。
無線のもう一つの問題。今日はほぼフル充電だったはずだが、フライトの最後の方はまたバッテリーが怪しくなっていた。どうも4時間程度しかもたないらしい。大容量バッテリーが調達できるわけもないので、空中で高度に余裕のあるときは電源を切っておこう。
ハーネスはだいぶ楽になったがまだきついので、さらに1センチ緩める。トータル6センチ。そんなに縮むもの??
一部ハーネスと関係があると思うが、首と背中がばきばきにはってきて、痛い。インドメタシンゲルを塗っているが、それで凌げれば良いが。

4h16min 117km

トラックログ

他の人も今日は苦しかったらしく、Patrickが南に50km、トータル140kmくらい。あとは遠出せずに皆早めに降りたらしい。

IMG_1137.jpg

iPhone 3GS のカメラで撮ったので画像が悪いが、夕食の席で Jacquets が締めの言葉を述べてるところ。Jacques は前半組でこの夜が最後で、他にも Louis や Laurent が明日帰国。

Jacquesはクリスマスイブに 420kmのクローズドサーキットをコンプリートしている。FAIのカテゴリーにはないが、おそらく世界最長記録。


12/30

予報。

111230BurgsdorfMeteo

5000m!!

Bethanie (緑色)は南のエリア、ビッグフライトのときに飛んでゆく方向。
コンプリートすれば世界記録のアウトアンドリターンタスクがコールされる。
片道186km、往復372km。


View Burgsdorf in a larger map

ターンポイントは地図上でずっと南の方にマークしてある所。

皆興奮気味に準備。11時には3000m越えまで上がれるという予報なので、9時半にはファームを出発。
今日から酸素ボンベも搭載。セッティングに少し手間取るが、12時前にテイクオフ。しかし200mくらいの少し荒れた空域で痛恨のウイークリンク切れ。そのままランディング。油断した。
ノーズをついたので、一通り機体を確認して一息つく。今日は時間が早めなのであまり暑くなく、体は楽に感じる。

12時11分に2本目のトーイング。既に皆出発してしまったので、またしても一人旅。
12時40分3700mでスタートし、順調に上限を切り上げながら南下する。13時25分には5000m越え。ここに来て初めて小さな積雲もできた。
途中最高5300mを越えながら順調に駒を進めて15時半に125km地点到達。最後の積雲の下で4500mまで上げる。時間的にこの辺が限界と判断してリターン開始。
帰りは南西のサイドフォローになったが条件が行きより渋く、4000mも上がらない。それでもひどいシンクもなくなったので進むには進める。
57km手前で4000mを久しぶりに越えて、ここから長いグライド。弱いリフトの空域を飛んでる雰囲気だったが、突然強いリフトを感じたと思ったら右翼が激しく持ち上げられて、左翼が真下を向いた状態で多分90度近く傾く。体が落ちないように右に当ててこらえ、次の瞬間ノーズが降ってダイブから回復。いやー、あせった!!

しかしここから先条件が回復するという事もなく、なし崩し的にメインロード上を北上。シンクはなく、ダートの道も走っているのでPad方向に突っ込んでも80%の確率で大丈夫な気がしたが、本当に走れる道路かどうか確信がなかったので自重して、そのままメインロード沿いに高度を下げてゆく。
下層ほど西風が強まり、上げ直せる雰囲気が乏しくなって、遂に15km手前に無念のランディング。
それでも距離、フライト時間、高度と3つの自己記録を一挙に更新。

今日の問題点
空中で酸素吸入用のカニューラが鼻から外れてしまう。対策考えないと。
カニューラが鼻に入っていても酸素が出てないような気がしたので降りてから確認したら、ボンベのバルブがちゃんと開いていなかった。酸素もあまり減ってない。ということは、ほぼ無酸素で5300mまで上がってしまったようだ。幸い頭痛とかだるさとかといった高山病的な症状は出ていない。しかし脳細胞がかなり死んでしまったに違いない。

6h7min, 257km

トラックログ

他のパイロットのログ: DHV   OLC

111230 Namibia


結果的にはゴールめがけて突っ込んでも大丈夫だったみたい。振り返れば、回収が面倒くさくなるリスクを極力避けたいという意識がずっと働いて、マイナーな道路が見えていても無い物として飛んでいた。他のパイロットと較べてもそこはかなり保守的だったかも。

この日の最高はPatrickとPhiPhiの293km。Frankが280km、Thomasが260km。
ほんと、みんな良く飛ぶわ。レベル高いです。


12/30

予報。

111231BurgsdorfMeteo

5500m!!!
ただし、北風が昨日より強いらしい。
タスクは、、忘れた。南に100km行って戻ってくるんだったか?
今日も11時には3000mまで上がる、という予報なので早めの準備。

私も今日はスムースに準備ができて11時半前にテイクオフ。
しかし、予報ほど上がらない。

111231Barogram

12時を過ぎても Max 2800m くらい。かなり低いがそのうちなし崩し的にみんなで出発。
先頭を引っ張るのは Patrick と Bruno。
8kmほど進んでようやく3500mを越える。
それでも基本的には渋くて、50km地点でPatrickとBrunoが降りそうな高度で回ってるのを発見、上にかぶさる。
3人で助け合って何とか脱出、先に進むのは無理そうなのでUターン、リッジ沿いに北上して帰りはそれほど危なげない。PatrickとBrunoは今日の条件に見切りをつけたのか、まだ15時過ぎだがそのままPadに降りてしまった。
私はもう少し飛びたかったのでそのままPadを過ぎて北上、下限3000mくらいで動けるようになったので前半に較べれば楽に動ける。16時前に良いサーマルをヒットし、突然5000mまで上がる。そのまま40km地点まで北上し、折り返す。
帰りは西風が強まって楽勝とは行かなかったが22km手前で4200mまで上がって無事帰還。
日本で紅白がフィナーレを迎える頃ランディング。

5h59min 192km

トラックログ

DHV  OLC

PhiPhiが131km、Patrick と Bruno が約 110km。

ファームでは21時過ぎからバーベキューパーティーで新年を祝う。

こうして2011年はおしまい。



Naimbia日記 その1

筆が遅いので最後まで行くかどうかわからないけど、とりあえず書いてみよう。
写真はこのアルバムオフィシャルブログとかでフォローして下さい。

12/25  
14時 ロンドンヒースローからBritish Airways でフランクフルトへ。

17時(GMT+1h)フランクフルト着。ATMでユーロのキャッシュを調達。ドイツチームと合流。私がVRのロゴ入りのAIRのウエストバッグを身につけていたのを、向こうのパイロットの一人が見つけてくれた。これで総勢9名御一行様。
20時 Air Namibiaでフランクフルト発。予想に反して機内食うまい。これまで数知れず食べた中でもトップレベル。あくまでエコノミーの話だけど。その後朝まで就寝。割と寝れた。

12/26
7時(GMT+2h)ウインドフック (Windhoek)着。空港で手持ちのキャッシュをナミビアドルに両替。ちなみにウインドフックを離れるとATMは無いらしい。

8時半 レンタカー屋の車でウインドフック市内へ。4x4 専門レンタカー屋で予約していたハイラックスの現地手続きと説明。なぜか最初から機体が積めるキャリアがついている。

11時 ウインドフック発、南へ走って目的地へ出発。350kmくらい?後半の150kmはダートロード。首都近辺は緑も結構多いが、南下するにつれて樹木が減ってきて荒野の雰囲気が増してくる。

13時 Fish River という川で途中休憩。振り返れば、現地滞在中に見かけた唯一の水の流れる川。太陽が文字通り真上に来る。緯度が南回帰線付近なので、南半球の夏至の季節は赤道付近よりも太陽が高い。後にJacques が言っていたが、飛んでても太陽が真上なので東西南北が混乱することがあるらしい。

15時 滞在先の Burgsdorf Farm 着。知らず知らず興奮してるのか、疲れはあまり感じないが、暑い。既に現地入りしているメンバーと挨拶。Tonyと St Andre以来の再会を喜ぶ。
あとで”噂の”チーターもお出迎え。最初は触るのもおそるおそる。
念書の提出、携帯電話番号の確認、保険の確認など書類関係の手続き。
先に到着している機体とハーネスをコンテナから出して簡単にチェック。特に損傷なし。機体、ハーネス、トライク、無線、パーツ、工具などフライト関係装備は10月中旬に40フィートコンテナに積み込んで海路で輸送。

17時 本日現地入りのドイツ・日本チーム向けのブリーフィング。道路は簡単。ただ縮尺に現実感が伴わない。無線の周波数、回収の段取り、車の使い方、セーフティ、一日の基本スケジュール、酸素ボンベへの酸素充填のしかた、などなど。

19時 機器類の充電。部屋にコンセントがひとつしかなく不便。タップを持ってきて良かった。PC、携帯、バリオ、無線機、カメラと滞在中大活躍。

19時40分 日没。これからちょっとずつ早くなる。

20時30分 夕食。滞在中これより早く始まったのは1度しかなかった。突然ヤモリが現れて、テーブルを賑わす。

23時 就寝。

12/27

7時 起床。

7時半 朝食。

8時20分 ブリーフィング。今日はサーマルトップは4600mとまずまずだが北西の風が14時には強くなるという予報。行きっぱなしのクロカンには向いているが、200km南東に飛ぶと回収で700km走らなければならないらしい。先発組は飛ばない人もいるが、ドイツ日本チームはトーイングのチェックも兼ねて飛ぶことにする。

10時 Padに出発。Padとはたぶんフランス語でパドックのこと。つまりエアロトーのフィールド。ファームから4kmくらい南のだだっ広い荒野の中にある。ここまでの間に充電した機器をハーネスバッグに詰め、ハーネスを車に詰め込み、水を用意し、日焼け止めを塗りたくり、酸素ボンベに酸素を詰め、、という作業を終わらせる。ので割りと忙しい。

12時 ぼつぼつ飛び始める。私は最後の方、13時過ぎ。イギリスとオペレーションが違うのでやや緊張気味。その上トロリーのコントロールなんてやったことないし、強いサーマルコンディションでのトーイングも初めて。やってみればスムーズに行ったが、ちょっと上がったら "ん?風強い?”250mも上がったところで離脱。ちょっと低かったがすぐにサーマルを捕まえてさらに500mほどゲイン。しかし35-40km/hくらい吹いていてさらに強まりそうな気配。危険を感じたのでさっさと降ろす。降りて機体を運ぶところまでは問題なかったが、強風下で畳んでる途中で機体に若干のダメージ。初日から幸先良くない。まあ、皆の見立てでパッチと針と糸で応急処置はできそうなので、ファームで対策。

結果的に滞在中この日が条件が一番悪かった。

ちなみに滞在しているファーム付近の海抜は1400m弱。空気が薄いのでトーイングでの機体が浮くまでのスピード管理は気をつけなければならない。またランディングはフレアがかかりにくいので特に無風下では少し難しい。

16時 ファームで機体の修理とPCでWi-fi の接続確認など。
スカイプ愛用者が多いことが判明。
しかし、こんなご近所さんに家が一軒も無いようなところでもネットは繋がるし、携帯も繋がるし、すごいな。。










Namibia photos

あまり整理できてないけど、とりあえずUP。





111231 Namibia


120101 Namibia sunset


Namibia 終了

あっというまに終わってしまいました。本日イギリスに帰国。
間違いなく今までのフライト経験の中で一番過酷で、でも楽しかった!

13本(トーイングぶっ飛び除く)、56時間、2085km。

O&R世界記録達成の現場にも立ち会えたし、世界にはコンペシーンには出ないだけですごいレベルのパイロットがたくさんいることも改めて認識した。特にフランス人のクロカンスキルは非常に高い!

私のフライトログはこちら

凄い人たちのログはここここにアップされてます。

O&R World Record!

本日1月9日、アウトアンドリターンの世界記録が達成されました。
Pilots: Patrick Chopard & Carlos Punet
Distance: 372km

Carlos と Patrick

Namibia

簡単にメモ
ログはこちら

海抜が高いのでフレアがかかりにくい。
地面が堅い。
なので、タイヤなしではベースバーは無傷ではすまない。

夕方ランディング時は大体強風になる。
強風下で機体をたたむのに慣れる必要あり。

ハーネスが暑さと乾燥で有り得ないくらい縮んでた。肩のベルトをトータルで7センチも緩めた。胴回りも少しきついが、これは為す術なし。
普段からあまりにタイトなハーネスだと、ナミビアでは多分着れない。

ここではどう扱っても機体は傷む。しかも壊すリスクが高い。
なのでレンタルというオプションは多分無理。

サーマルは強いが、その間には鬼シンクがある。
アトスで10km以上グライドして滑空比が7とか。
別に強風でもないのにバリオが瞬間対地滑空比2を切ったのを見た。

ありとあらゆるものが埃まみれになる。

エアロトーのフィールドは、スタートが遅くなると灼熱地獄。

水は4L積んでいる。


。。。

とりあえずこんなとこ?



Namibia 26 Dec 2011

Head Quarter着






謹賀新年

明けましておめでとうございます。

日本が紅白で年越しを迎えている時間、私はこんな所にいました。
Namibia001.jpg

あと2週間くらいいるので、時間があったらレポートアップしたいと思います。


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