Silver lining

ハンググライダーのフライトログ

 
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ハング??



最初は「ネタ?」と思ったがどうも本当にあったらしい。

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4月18日 Mercury

今年はここまで渋い条件ばかりでこれまでテイクオフ5km圏から脱出できなかったけど、ようやくまっとう?なフライトができた。

18日月曜は再び良さそうな予報だったので、迷った末に土壇場で急遽休みを申請して飛びに行くことに。
エリアはMercuryという、家から車で1時間20分ほどの小さい丘。
Google Street View でみるとこんな感じ。


View Larger Map

奥の丘がテイクオフ、海抜225m、ランディングとの高度差は麓まで約70m、道路端まで90m。これまで何回か紹介した BoPeep というエリアも低いけど、ここはさらに低い感じ。今まで飛んだエリアの中でもここが一番低いかもしれない。
限りなく"段差"に近い。歩いて直登してもたぶん10分くらいしかかからない。
すみません、撮り忘れたので自分の写真は今回は無しです。
斜面は東向きで、南南東までOK。この風向きで飛べるエリアが周囲に少ないので、こんなに低くても貴重なエリアなのです。

低いなりにテクニカルな面もそれなりにあり、当然だけど、風がある程度吹いてリッジが効かないとすぐにボムアウトしてしまう。しかもランディングは耕作中で基本降りるの禁止期間という厳しい制限つきで、風が弱いと飛べない。
この日も微妙な風の強さの予報のため、エリアに着くまで飛べるかどうか確信が持てなかったが、着いたらパラがなんとかソアリングしてたので、テイクオフのタイミングさえ間違えなければ何とかなりそう。

ボツボツサーマルが出始めた11時半にテイクオフ。
最初の40分は上がりきらずただひたすら辛抱だったが、VRに乗るキングさんがテイクオフしたら急に良いサーマルが育ち始め、一気に1900m越え。予報よりも雲底が高く、イングランド南部では今まで飛んだ中で最も条件が良い。

といっても東風は20-25km/h くらい吹いてるし、すぐ西側はSouthampton 空港の管制圏なのでフォローで流すわけにも行かない。クロカンに行っても今日は回収のアテがないので、基本ローカルで飛ぶしかないなー、と思って前に出し、後ろを振り返ったらキングさんはもういなかった。
クロカンに行っちゃった?

平日ということもあって他に一緒に飛べそうな人も今日はおらず、正確には他に雲底まで上がってきた機体がなく、結局終始一人で飛ぶことになった。
前半はしっかりした雲がテイクオフのあたりにしかなく動きにくかったが、そのうち弱いながらストリートが形成されて、それを伝って東を攻め、テイクオフから20kmまで進んでリターン。途中アベレージ+6.5m/s の強烈なサーマルに遭遇したり、全くもって普段のイギリスらしくない。
Petersfield の街に寄り道しながらテイクオフへ戻り、また上がったのでもう一度東を攻める。今度は12km先まで、隣の Harting というエリアまで往復。
この頃には下層はしっかり海風に食われてきて、ようやく本日終了。

4時間半、71kmのフライト。Max2100m。

トラックログはこちら

この辺はエアスペースの上限がいつも飛んでるエリア周辺よりも高いんだけど、条件が良すぎて何回かヒットしてた。
次回から気をつけます。。 といってもこんな条件は滅多にないので心配無用かもしれない。

前出のキングさんはやはりクロカンに行って、138km(3TP)飛んだ模様。
高度差70mなのに、この驚くべきポテンシャル。

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時間が前後するけど、4月12日も条件が良く、この日は沢山の人がクロカンに挑戦して、最長
204km(2TPで218km)の記録が出ています(私は仕事で飛べず)。

イギリスは今週末はイースターで4連休、その次の週末もロイヤルウエディングとメーデーで4連休。
珍しくずっと天気が良さそうな予報です。

後半の連休はサウスウエールズの大会に行ってきます。条件に恵まれますように!



Dreaming Awake Teaser Number two

http://dreamingawakemovie.com/
http://vimeo.com/20775072

The most beautiful hang gliding film ever. Just watch.

P証学科試験を受けてみた

まず、震災で直接間接で被害に遭われたフライヤー各位に心からお見舞い申し上げます。
私の実家も、慣れ親しんだ足尾エリアやつくばも被災地からそれほど遠くないので、他人事ではなくずっと状況はフォローしてますが、こちらからは今の所義援金を送ることくらいしかできませんし、これまで同様ここはフライト関係の記事に徹することにします。



というわけで、今更ですが先日 Pilot の学科試験を受けました。
といっても勿論 JHF のものではなく、BHPA(イギリスのハングパラ統括団体)のライセンスです。

JHFの会員でIPPIを持ってればイギリスでも飛べるんですが、BHPAに入会しただけでは第3者賠償保険が適用されず(ということをあとで知った)、保険でカバーされるためにはBHPA発行のライセンスを取得しなければなりません。
これをIPPI書き換えでやってくれれば良いんですが、BHPAに聞いたら”Pilotの学科試験とClub Pilot の学科試験を受けろ、実技は免除”という答え。

ちなみに、BHPAのライセンスは下から

Club Pilot (CP)
Pilot (P)
Advanced Pilot (AP)

となっています。
CP はクロカンは禁止、取得後 25時間のログで P 受験可。
Pは晴れてクロカン許可、取得後 75時間のログ+30kmのクロカン+片道10km O&R + 10km 以上の declared goal フライトでAPの受験可。
APは、、大会に出るパイロットは必要?らしい。

でもって、IPPIとの対応は、

HG SafePro 3 (JHF C級相当) < BHPA-CP < SafePro 4 (同 P証) < BHPA-P < SafePro 5 (同 XCP証) < BHPA-AP

となっていて、BHPAのライセンスの方が上位にある。
ライセンス制度への自信があるが故のこのような位置づけらしい(もしかしたら JHF もそうなのか?)が、おかげで JHF の XCP証から BHPA の AP へダイレクトの書き換えは無理。
面倒くさ。。。

それにしても、Pの学科は仕方ないとしても、CPの学科まで受けろというのはどういうことだ?それはいくらなんでもIPPI最高ランクのライセンス持ってるパイロットに失礼じゃないか!と聞いたら、どうやらこの国の Pの学科試験は結構難しくて落ちる人が多く、CPを受けろと言うのは義務じゃないけど落ちた場合の保険として、という心配りのつもりみたい。

でも今更日本で言えばC級向けの試験(ないけど)受けてられるか!ということで P の試験のみ受験することにしました。
といってもBHPAに聞いたのは実は去年の話なのでもう一年近くも放りっぱなしだったんですが、所属クラブが希望者集めて試験をアレンジするという話があったのでようやく重い腰を上げたというのが真実です。

試験は

1. Meteorology (気象)
2. Airlaw & Navigation (航空法と航法)
3. Flight Theory & Istrument (飛行理論と計器)

の 3 セクションから成り、各セクション 25-30 題ほどの結構な問題数、試験時間は 1時間45分でその場では採点されず、BHPA に送り返されて後日試験結果が送られて来るシステム。

各セクション 70% 以上の得点で合格。
1 と 3 は大きな問題はないんですが、2 がちょっと大変でした。イギリスではハングも航空機扱いなので、ある程度の航空法の理解が必要です。Airspace map も記号の意味とか全て読めないといけません。確かにこっちの空はとても混んでいるので、空中のゴミ扱いされると逆に危ないかも。
それでも、試験対策としては問題の傾向だけ把握して、あとは覚えれば良いだけなので何とかクリア。

他にやっかいなのは、航空法のからみもあって高度が全てfeet なので、メートルの国際単位系が染みついた頭には換算がすこし混乱すること。
たとえば気温減率が 0.7℃/100m のところが 2℃/1000 feet とか。

あと、日本語では慣れた言葉も英語でなんて言うの?というのもあった。
sweepback とか。

言葉や単位を越えて???と思うような問題(下記参照)もあって、ちょっと試験問題のクオリティに疑問を抱かないでもなかった。

試験結果が送られて来るのに3週間くらいかかったが、無事合格でした。

ちなみにスコアは
1. 91%. 2. 94%. 3. 89%. 総合 91% だそうです。

とりあえずほっと一息。

AP のフライトタスクは昨年だけでも既に全てクリアしてるので、近いうちにAPの学科も受けてしまおうか、とも考えてます。


しかし、問題の中に"揚力の2/3 は翼の上面から、1/3は翼の下面から発生する"というのがあったんですが意味不明です。択一問題の解答の選択肢の一つにあって、これが「正解」らしいんだけど、誰か説明してくれませんか?
答えを求めてウェブでいろいろ調べてたら、そもそもなんで揚力が発生するのかも説明はそんなにシンプルではないけれど、少なくとも上面と下面に分けたような説明はついぞ見当たらず。

流体や航空工学が好きなどなたか、答えをお待ちしてます。













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